翻訳書誌シリーズの一冊で『日本におけるロシア文学』を準備してきたが、そのあまりの膨大さに、遅々として進ま
ず、今日に至っています。自らを笞打つ手段として、その第一稿を発表いたします。翻訳書誌の作成は、全点原典に当
たることを目標としていますが、現段階ではまだ当たりきれず、以下の参考文献より転載させていただいた文献があり
ます。怠惰を謝するとともに、記してお礼申し上げます。
本稿は昭和の末年まで作成してありますので、今号(
『編訳と歴史』17号)は明治から大正末年までを、次号で昭和2
年から昭和63年までを掲載します。「ドストエフスキー翻訳作品年表 2」は、追加調査を終え、18号を発行後に本欄に
ても公開いたします。ただし、本欄掲載にあたっては、引用、詳細書誌は省略してあります。詳細は、『翻訳と歴史』をご
覧ください。(榊原)
参考文献
木寺黎二編「ドストイエフスキイ文献考」(『浪漫古典』第1輯 昭和9年9月、昭和書房)
清水孝純「日本におけるドストエフスキー」(「比較文学研究」第22号 昭和47年9月 東京大学比較文学会)
新谷敬三郎・井桁貞義・国松夏紀・斎藤敏雄・佐々木寛・沢田和彦・柳富子「日本におけるドストエフスキイ翻訳・紹介
文献―明治・大正期 雑誌編」(「比較文学年誌」第17号 昭和56年3月)
井桁貞義・本間暁編『ドストエフスキイ文献年表・解説』(ドストエフスキイ文献集成 第22巻(1996年7月、大空社)
佐藤徹夫編『日本におけるドストエフスキー書誌 著者索引編』(2002年4月、ド翁文庫)
ドストエフスキー翻訳作品年表 1
明治25年(1892)
11月 *小説/罪と罰 内田魯庵訳 内田老鶴圃(〜明治26年)
明治26年(1893)
5月 損害と侮辱と 高安月郊訳 同志社文学(〜7月) [虐げられし人々]
明治27年(1894)
5月 損辱 内田魯庵訳 国民之友(〜28年6月) [虐げられし人々]
明治33年(1900)
11月 鰐魚 長田秋濤訳 中学世界 [クロコディール(鰐)]
明治35年(1902)
3月 胸算用 瀬沼恪三郎訳・尾崎紅葉補綴 文芸界 [クリスマス・ツリーと婚礼]
明治36年(1903)
1月 *胸算用(『芝肴』) 瀬沼恪三郎訳・尾崎紅葉補綴 エックス倶楽部
5月 夢現境 橋本青雨訳 帝国文学(〜11月)[白夜]
明治37年(1904)
4月 貧しき少女 瀬沼夏葉訳 文芸倶楽部 [貧しき人々]
12月 耶蘇降誕祭 摩琴訳 心の花 [キリストの樅の木に召された少年]
明治39年(1906)
1月 女主人 山田枯柳訳 裏錦(〜9月) [おかみさん]
7月 移転 上村清延訳 帝国文学(〜12月) [おかみさん]
8月 良夜 胆駒古峡訳 芸苑 [白夜]
明治40年(1907)
10月 花嫁 茅野蕭々訳 明星 [クリスマス・ツリーと婚礼]
明治41年(1908)
10月 *薄命(『露国文豪/チェホフ傑作集』) 瀬沼夏葉訳 獅子吼書房 [貧しき人々]
10月 小児の心 馬場孤蝶訳 明星 [ネートチカ・ネズワーノワ]
11月 博徒 馬場孤蝶訳 明星 [賭博者]
12月 クリスマスの夜 斉藤野の人訳 開拓者 [キリストの樅の木に召された少年]
明治42年(1909)
9月 不安 衛藤東田訳 新潮 [罪と罰]
明治43年(1910)
12月 囚徒 阿部幹三訳 学生文芸[死の家の記録]
明治44年(1911)
1月 クリスマス 山本迷羊訳 帝国文学 [キリストの樅の木に召された少年]
明治45年(1912)
5月 鰐 森鴎外訳 新日本(〜6月) [クロコディール(鰐)]
大正1年(1912)
9月 *ドストエーフスキイの手紙 福田久道訳 聚英閣
大正2年(1913)
2月 正直な泥棒 神田泡二訳 聖杯
7月 *罪と罰・前編 内田魯庵訳 丸善
8月 最初の印象 片上伸訳 劇と詩
12月 白夜 石井直三郎訳 仮面
大正3年(1914)
3月 *虐げられし人々(上下) 昇曙夢訳 近代名著文庫6 新潮社
4月 *死人の家 片上伸訳 近代西洋文芸叢書6 博文館
4月 永久の良夫 中村古峡訳 反響(〜6月)
6月 『アンナ・カレニナ』に就いて 柴田勝衛訳 早稲田文学
7月 僧と悪魔 和気律次郎訳 近代思想
8月 *虐げられし人々(上巻・下巻) 加藤朝鳥訳 アカギ叢書 赤城正蔵(〜9月)
9月 *白痴(1〜8) 米川正夫訳 新潮文庫 新潮社
10月 *罪と罰 中村白葉訳 新潮文庫 新潮社(〜大正4年11月)
10月 *カラマーゾフの兄弟 米川正夫訳 西洋大著物語叢書5 新潮社
10月 *叔父の夢 中村古峡(蓊)訳 東亜堂
10月 *カラマゾフ兄弟(1・2) 三浦関造訳 金尾文淵堂
10月 *カラマーゾフ兄弟 広津和郎訳 天弦堂
11月 *痴人(上下) 栗原古城訳 アカギ叢書 赤城正蔵(〜12月)
大正4年(1915)
1月 *鰐(『諸国物語』) 森鴎外訳 泰西名著文庫 国民文庫刊行会
2月 *罪と罰(上) 京極逸蔵訳 アカギ叢書 赤城正蔵
2月 *罪と罰 生田長江・生田春月訳 植竹文庫3 植竹書院
5月 白夜 田島芳樹訳 新潮
5月 *カラマゾフ兄弟 森田草平訳 日月社
7月 *悪霊 森田草平訳 泰西名著文庫 国民文庫刊行会
7月 婚礼 秀才文壇 [『早稲田文学』広告による]
7月 脚本/罪と罰(アーヴィング脚色) 坪内士行訳 早稲田文学
12月 牢獄より 和気律次郎訳 新小説
12月 *不文律〔戯曲〕(アーヴィング脚色) 坪内士行訳 南北社 [罪と罰]
大正5年(1916)
1月 ドストエフスキイの言葉 阿部次郎訳 新潮
6月 優しい乙女 八幡関太郎訳 太陽の都(〜9月) [『白樺』広告による]
7月 流刑通信(一八五四年二月二十二日・オムスクにて) 山村暮鳥訳 新潮
7月 ドストエフスキイに就て 山村暮鳥訳 詩歌
7月 流刑地より 山村暮鳥訳 第三帝国
11月 流刑通信 山村暮鳥訳 トルストイ研究
大正6年(1917)
1月 弱き心 新城和一訳 白樺(〜5月)
1月 或る母へ―ドストイエフスキイの手紙 香川鉄蔵訳 第三帝国
3月 *ドストイエフスキー美辞名句集 山川均(売文社)編 内外文豪美辞名句叢書12 京橋堂
6月 *ドストイエフスキー警句集 丹潔訳 妙山堂書店
*
ドストエーフスキイ全集 全11巻16冊(新潮社)
大正6年6月 *カラマゾフの兄弟(上中下) 米川正夫訳 ドストエーフスキイ全集1 新潮社(〜7年1月)
大正7年6月 *虐げられし人々 昇曙夢 ドストエーフスキイ全集2 新潮社
大正7年9月 *罪と罰(前後) 中村白葉訳 ドストエーフスキイ全集3 新潮社(〜大正7年11月)
大正8年2月 *白痴(前後) 米川正夫訳 ドストエーフスキイ全集4 新潮社(〜大正8年6月)
大正8年4月 *賭博者 原白光訳 ドストエーフスキイ全集5 新潮社 [賭博者、貧しき人々]
大正8年5月 *悪霊(前後) 米川正夫訳 ドストエーフスキイ全集6 新潮社(〜大正9年9月)
大正8年11月 *永遠の良人 原白光訳 ドストエーフスキイ全集7 新潮社[永遠の夫、叔父の夢]
大正9年1月 *二重人格 長島直昭訳 ドストエーフスキイ全集8 新潮社
大正9年6月 *短篇集 長島直昭訳 ドストエーフスキイ全集9 新潮社
[プロハルチン氏、女主人、弱き心、白夜―夢想家の日記からの感傷的な話、
ポルズンコフ、小英雄、優しき魂(空想の物語)、変人の夢]
大正10年2月 *死の家の記録 長岡義夫訳 ドストエーフスキイ全集10 新潮社
大正10年8月 *青年(前編) 米川正夫訳 ドストエーフスキイ全集11 新潮社(後編未刊)
*
大正6年(1917)
8月 *狂音楽師 新城和一訳 ドストエフスキー叢書1 宝文社
9月 プーシキン論 吹田順助 思潮
11月 プーシキン論補説 吹田順助 思潮
☆月 *カラマゾフ兄弟 森田草平訳 越山社
大正7年(1918)
1月 変人の夢 田部信太郎訳 白樺
1月 トトレベン将軍に送れる哀訴の書 山村暮鳥訳 トルストイ研究
1月 *ドストエフスキイの手紙(小泉鉄編『天才の手紙』) 新城和一訳 阿蘭陀書房
2月 作家アポロン・ニコラエウヰッチ・マイコフに送れる手紙 山村暮鳥訳 トルストイ研究
3月 ポルズンコフ 山内封介訳 トルストイ研究
3月 くりすます 生田春月訳 トルストイ研究
3月 兄ミカエルに送れる手紙 山村暮鳥訳 トルストイ研究
9月 手紙二つ(「ドストイエフスキイ書簡集」より) 山村暮鳥訳 トルストイ研究
9月 正直な盗人 三田雅各訳 トルストイ研究
9月 *ドストエーフスキイ書簡集 山村暮鳥訳 人と芸術叢書3 新潮社
10月 主婦 使命 [『白樺』広告による]
11月 一文士の手記 米川正夫訳 露西亜評論
大正8年(1919)
1月 *ドストエフスキイ感想及印象 新城和一訳 洛陽堂
[一八六一年一月の感想、一八七三年の作者手記、トルストイと露西亜の根本問題、
プーシュキンと新露西亜の使命、手紙二つ、弱き心]
5月 N. L. Osmidow氏に与へたドストイエフスキイの手紙 河田汎徳訳 新しき村
5月 主婦 八幡関太郎訳 白樺(〜大正8年12月)
7月 *降誕祭の樹と婚礼(『露西亜十六文豪集』) 衛藤利夫訳 世界短篇傑作叢書1 新潮社
大正9年(1920)
2月 罪と罰(名作物語) 加納幽閑子訳 婦人世界
5月 優しき乙女 八幡関太郎訳 白樺(〜6月)
6月 *新しき岸へ 吹田順助訳 叢文閣[プーシキン論、プーシキン論補説]
12月 *罪と罰(『名作物語』) 加納幽閑子訳 実業之日本社
*
ドストイェーフスキー全集 全15巻(冬夏社)
大正9年6月 *ドストイェーフスキー全集1 田中純訳
ドストイェーフスキー全集刊行会・冬夏社
[貧しき人々、プロハルチン君、死人の家よりの覚え書]
大正9年7月 *ドストイェーフスキー全集2 市橋善之助・細田民樹・木村荘太訳
ドストイェーフスキー全集刊行会・冬夏社
[賭博者―若い男の手記から(木村荘太)、クリスマスツリーと或る結婚式、
小心者―ある物語(市橋善之助)、卑しめられ辱められる人々(細田民樹)]
大正10年4月 *ドストイェーフスキー全集3 江口渙訳
ドストイェーフスキー全集刊行会・冬夏社 [罪と罰]
大正9年10月 *ドストイェーフスキー全集4 細田源吉訳
ドストイェーフスキー全集刊行会・冬夏社 [白痴]
大正10年5月 *ドストイェーフスキー全集5 植村宗一訳
ドストイェーフスキー全集刊行会・冬夏社 [憑かれた人々(上)]
大正10年6月 *ドストイェーフスキー全集6 植村宗一・市橋善之助訳
ドストイェーフスキー全集刊行会・冬夏社
[憑かれた人々(下)(植村宗一)、主婦、他人の妻(市橋善之助)]
大正9年11月 *ドストイェーフスキー全集7 広津和郎訳
ドストイェーフスキー全集刊行会・冬夏社 [カラマゾフの兄弟(上)]
大正10年7月 *ドストイェーフスキー全集8 広津和郎訳
ドストイェーフスキー全集刊行会・冬夏社 [カラマゾフの兄弟(下)]
大正9年9月 *ドストイェーフスキー全集9 富士辰馬訳
ドストイェーフスキー全集刊行会・冬夏社 [作家の日記]
大正10年 *ドストイェーフスキー全集10 関口彌作訳
ドストイェーフスキー全集刊行会・冬夏社 [作家の日記]
大正10年6月 *ドストイェーフスキー全集11 植村宗一訳
ドストイェーフスキー全集刊行会・冬夏社 [生意気盛り]
大正10年11月 *ドストイェーフスキー全集12 市橋善之助・関口彌作訳
ドストイェーフスキー全集刊行会・冬夏社
[ニエートヂュカ・ニエズワーノフ、正直な盗人、永遠の夫、
白夜(市橋善之助)、鰐―異常な出来事(関口彌作)]
大正10年1月 *ドストイェーフスキー全集13 新城和一訳
ドストイェーフスキー全集刊行会・冬夏社 [ドストイェフスキイ書簡集]
大正12年6月 *ドストイェーフスキー全集14 古舘清太郎・岩田仙之助訳
ドストイェーフスキー全集刊行会・冬夏社
[スチエパンチコヴォ村の人々(古舘清太郎)、ダブル、小英雄(岩田仙之助)]
大正10年11月 *ドストイェーフスキー全集15 新城和一著
ドストイェーフスキー全集刊行会・冬夏社
[ドストイエフスキーの一生と芸術、ドストイエフスキイ年表]
*
大正10年(1921)
1月 基督の客 島野三郎訳 新人
1月 虐げられし人々 中村白葉訳 婦人世界(〜12月)
1月 百姓マレイ 米川正夫訳 中央文学
3月 *罪と罰 生田長江・生田春月訳 三星社
2月 *不愉快な窮境 永島直昭訳 曠野叢書3・4 曠野社 [不愉快な窮境、九つの手紙の物語]
8月 *ド翁書簡集 新城和一訳 冬夏社
9月 *ドストエーフスキイの手紙 福田久道訳 聚英閣
大正11年(1922)
1月 *マリー(『露西亜二十一人集』) 菊池仁康訳 善文社 [白痴]
8月 *脚色カラマーゾフ兄弟(ジャック・コポー脚色) 伊藤松雄訳 新潮社
9月 *ドストエフスキーの言葉(『学芸論鈔』) 阿部次郎訳 下出書店
11月 *虐げられし人々 中村白葉訳 近代名著物語叢書1 上方屋出版部
12月 天国のクリスマス・ツリー 萩原善彦訳 新人
☆月 *貧しき人々 木村信次訳 近代名著文庫7 近代名著刊行会
大正12年(1923)
3月 *基督の客(『孤児アクリナ』) 島野三郎訳 丁未出版社
5月 *カラマゾフ兄弟 北川劉吉訳 近代名著物語叢書11 上方屋出版部
9月 *ドストエーフスキイ―彼自身及び其の近親者の語れる 福田久道訳 聚英閣
大正13年(1924)
10月 *白痴 石浜金作訳 春陽堂訳述叢書 春陽堂
10月 *虐られし人々 佐々木味津三訳 春陽堂訳述叢書 春陽堂
11月 *貧しき人々 加宮貴一訳 春陽堂訳述叢書 春陽堂
12月 *流人の家 今東光訳 春陽堂訳述叢書 春陽堂
12月 *全訳/罪と罰 生田長江・生田春月訳 成光館出版部
大正14年(1925)
3月 スタヴローギンの告白 木村荘太訳 不二(〜6月) [悪霊]
6月 *罪と罰 同人協会同人編 世界名著選集1 同人協会
9月 百歳の老婆 米川正夫訳 生命
*
ドストエーフスキイ全集 全5巻10冊(新潮社)
大正14年10月 *改訳カラマゾフの兄弟(1〜3) 米川正夫訳
ドストエーフスキイ全集1 新潮社(〜大正15年6月)
大正14年10月 *虐げられし人々 昇曙夢訳
ドストエーフスキイ全集2
大正14年10月 *罪と罰(前後) 中村白葉
ドストエーフスキイ全集3 新潮社(〜大正15年1月)
大正14年10月 *白痴(前後) 米川正夫訳
ドストエーフスキイ全集4 新潮社(〜大正15年1月)
大正15年4月 *悪霊(前後) 米川正夫訳
ドストエーフスキイ全集5 新潮社
*
大正14年(1926)
10月 *貧しき人々 広津和郎訳 天弦堂書房
12月 *百姓マレー、百歳の老婆(『世界短篇小説大系・露西亜篇上』)
米川正夫訳 露西亜歴代名作集〈世界短篇小説大系・露西亜篇上〉 近代社
*
ドストイェーフスキー全集 全14巻(春秋社)
大正15年1月 *ドストイェーフスキー全集1
ドストイェーフスキー全集刊行会・春秋社
[貧しき人々(田中純)、プロハールチン君、九つの手紙の物語(梅田寛)、
ボルズーンコフ―手記(黒田辰男)、白夜(三宅賢)、小心物―ある物語、
クリスマス・ツリーと或る結婚式―ある物語(細田民樹)、正直な盗人、
ニェートチカ・ニェズワーノフ、永遠の夫(市橋善之助)]
大正15年2月 *ドストイェーフスキー全集2
ドストイェーフスキー全集刊行会・春秋社
[二重人格者、小英雄(春秋社)、主婦、他人の妻(市橋善之助)、
1854年に於けるヨーロッパの事件に対して(黒田辰男)、
スチエパンチコヴ村と其の住人(古舘清太郎)、鰐(関口彌作)]
大正14年12月 *ドストイェーフスキー全集3
ドストイェーフスキー全集刊行会・春秋社
[虐げられ辱められし人々(細田民樹)、死の家の記録(田中純)]
大正15年11月 *ドストイェーフスキー全集4
ドストイェーフスキー全集刊行会・春秋社
[賭博者(細田民樹)、地下室の記録、叔父の夢(三宅賢)、
夏の印象に就いての冬の記録(梅田寛)、穢らはしき逸話(黒田辰男)]
大正15年1月 *ドストイェーフスキー全集5
ドストイェーフスキー全集刊行会・春秋社
[罪と罰・上(内田魯庵)、罪と罰・下(江口渙)]
大正15年1月 *ドストイェーフスキー全集6
ドストイェーフスキー全集刊行会・春秋社 [白痴(細田源吉)]
大正15年5月 *ドストイェーフスキー全集7
ドストイェーフスキー全集刊行会・春秋社
[憑かれた人々・上(古舘清太郎)]
大正15年1月 *ドストイェーフスキー全集8
ドストイェーフスキー全集刊行会・春秋社
[憑かれた人々・下(古舘清太郎)、『憑かれた人々』の材料(三宅賢)、
スタフローギンの告白(梅田寛)]
大正15年10月 *ドストイェーフスキー全集9
ドストイェーフスキー全集刊行会・春秋社 [青年(植村宗一)]
大正15年1月 *ドストイェーフスキー全集10
ドストイェーフスキー全集刊行会・春秋社
[ドストイェフスキイの創造(グロッスマン著・三宅賢)、書簡集(新城和一)]
大正15年3月 *ドストイェーフスキー全集11
ドストイェーフスキー全集刊行会・春秋社
[カラマゾフ家の兄弟・上(広津和郎)]
大正15年4月 *ドストイェーフスキー全集12
ドストイェーフスキー全集刊行会・春秋社
[カラマゾフ家の兄弟・下(広津和郎)、「偉大なる罪人の生涯」のプラン(三宅賢)、
皇帝への嘆願、雑誌「ウリェーシャ」予約広告文(黒田辰男)]
大正15年8月 *ドストイェーフスキー全集13
ドストイェーフスキー全集刊行会・春秋社
[作家の日記(三宅賢・富士辰馬)、政治上の諸論文(黒田辰男)〕
大正15年9月 *ドストイェーフスキー全集14
ドストイェーフスキー全集刊行会・春秋社 [作家の日記(関口彌作)〕
*
大正15年(1926)
1月 思出の記 井田孝平訳 文芸時報
6月 *薄倖の孤児 熊沢復六訳 原始社 [ニェートチカ・ニェズワイノフ]
12月 *世界文豪代表作全集13 中村白葉訳 世界文豪代表作全集刊行会 [罪と罰・上]
昭和2年
☆月 *世界文豪代表作全集15 中村白葉訳 世界文豪代表作全集刊行会 [罪と罰・下、貧しき人々]