国際協力への扉

著者:冨岡 丈朗(とみおか・たけあき)

発行年月:2021年4月

価格:2,640円(本体2,400円+税10%)

ISBN:978-4-908926-51-8

体裁:A5判・218頁・並製・カバー装・巻頭カラー地図6頁

国際協力への扉

国際協力に携わって35年、アジア、アフリカ、中南米での豊富な経験を「すべての人へ」!
自身の経験を具体的に語り、協力活動の基礎情報・知識をテキスト形式にまとめた実践・準備編からなる。
SDGsなど、若い人たちだけでなくなった現代の教養=国際協力(開発協力)への好入門書。

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目次

国際連合による地理区分(地図)/私の〈国際協力〉主な履歴と概要

Ⅰ.国際協力ダイアリー

1.国際協力の入り口/万博と「違和感」/どうしたら助けられる?/
2.農業三昧の実地研修/農業経営の「現場」を体感/農業のために
3.熱帯作物学との出会い/知られざる「キャッサバ」/バイオマス植物
4.サゴヤシの研究
5.発展途上国でのフィールド調査/5-1.第1回フィールド調査:マレーシア、バトゥ・パハ/シンガポール/国境越え/調査地バトゥ・パハへ/サゴヤシの植生/サゴヤシの加工/サゴヤシと経済/調査の取りまとめ/5-2.第2回フィールド調査:インドネシア、スマトラ島
6.青年海外協力隊/6-1.TIATC研修助手―隊員候補生として/6-2.コスタリカ共和国、農業機械隊員/仕事も休暇も充実
7.JICA筑波センター/7-1.適正技術開発研究Ⅰ(直播機開発―エジプト短期専門家)/不良債権=遊休機材/田植え機搭載型直播機の試作品/動かない!/金曜日は休み/7-2.適正技術開発研究Ⅱ(軸流式脱穀機の設計・開発)/7-3.短期専門家(完工事調査)/7-4.研修指導業務
8.JICA 専門家1(スリランカ国)/メンテナンスとアフターケア
9.大学院
10.JICA専門家2(フィリピン国)
11. 開発コンサルタント
12. 中米カリブ地域研修
13. 日本大学国際関係学部/日大国際たんぽぽ

Ⅱ.国際協力テキスト

第1章・国際技術協力
1.援助の動向/1-1.ODAの定義/1-2.世界の援助政策
2.日本の政府開発援助/2-1.ODAの内容・種類・規模/2-2.実例集/[A]有償資金協力/[B]無償資金協力/[C]技術協力
3.世界の開発援助/3-1.ODA用語集/3-2.MDGsプログレスチャート(2015)/3-3.MDGsの達成状況/3-4.持続可能な開発目標(SDGs)
4.国際協力とNGO/NPO/NGO/NPOへのODAからの支援とは
5.フィールド調査の手法/5-1.学術調査と社会調査の違い/5-2.半構造型インタビュー/5-3.視覚的ツールの利用/

第2章・NGO/NPO
1.NGO/NPOとは/1-1.ボランティア活動の4つの原則/1-2.言葉の定義
2.国際救援活動の歴史/2-1.世界の国際協力NGOの沿革/2-2.日本の国際協力NGOの沿革
3.日本のNGOの現状とその問題点/国際協力NGOの概観
4.ODAとNGO/NPOの連携
5.新しいネットワークの形/5-1.NGO・政府・財界協働ネットワーク/5-2.なんとかしなきゃプロジェクト

第3章・ボランティア援助技術
1.ボランティア活動の原則と心構え/1-1.ボランティア活動の4つの原則/1-2.ボランティア活動に参加する時の留意点
2.国際協力NGOとJICA海外協力隊/2-1.国際協力NGO/2-2.JICA海外協力隊
3.演習(途上国での開発プロジェクトの計画・立案)/3-1.インタビュー調査演習/3-2.プロジェクト形成演習/3-3.プレゼンテーション演習/⑴国際協力活動におけるプレゼンテーションの重要性/⑵プレゼンテーションの実際

第4章・地域開発
1.「地域開発」とは
2.地域開発の変遷/2-1.日本の地域開発/2-2.国際的な地域開発/⑴アメリカの地域開発/⑵EUの地域開発/⑶開発途上国での地域開発(コロンボ計画)
3.日本の地方創生と地域開発/3-1.地域創生の事例/3-2.地域開発の国内事例
4.世界の地域開発/4-1.開発途上国援助でのPCM手法とその事例/⑴国際社会(国際協力)での地域開発/⑵地域開発の海外事例/4-2.地域開発に重要な視点
5.「地域開発」用語集/①制度・法例/②社会インフラ/③環境・エネルギー/④情報/⑤サービス

参考文献/索引/略称・略語

著者紹介:日本大学国際関係学部教授。青年海外協力隊、JICA専門家、開発コンサルタント、日本大学国際関係学部准教授を経て現職。

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