近現代
日本の 娯楽・遊戯大事典 全2巻
2014年12月(大空社)
知らなかった! 日本人の遊び・娯楽はこんなに豊かで、面白そう!
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民俗・文化・風習・社会・教育・子ども・玩具・民衆・大衆・文学・言葉・コミュニケーション・体操・スポーツ・演芸・芸能・宴会芸・趣味・占い・手品・歌舞音曲・武術・旅行・芸術・家政・料理・芝居・演劇・考証・歴史…探しているテーマが見つかります!
NHK わたしの自叙伝 CD全39枚・解説書1セット(全2回配本)
政治家・実業家・事業家・社会運動家・教育者・学者・研究者・ジャーナリスト・作家・芸術家・デザイナー・演劇人・映画人・俳優・スポーツ人――全78人。現代日本のさまざまな分野で活躍し名を残す“あの人”たちが、じっくりと自らを語る貴重な音声記録。(発行:2012年5月・10月)
NHK わたしの自叙伝 1.[政治1]蜷川虎三/藤山愛一郎
蜷川虎三(にながわ・とらぞう)1897(明治30)~1981(昭和56) 政治家 東京都出身 京都府知事7期28年
「負ける時は死ぬ時」~深川木場でガキの遊びを徹底的にやった少年時代。両親に、戦う決心をしたら死ぬまで戦えと教えられた。議会生活も「ガキどもの生活」とちっとも変らず、議会に行くのが嫌だと思ったことは無い。
藤山愛一郎(ふじやま・あいいちろう)1897(明治30)~1985(昭和60) 政治家 東京都出身 大日本製糖社長 岸内閣外務大臣
「闘病・外遊の青春」~慶應大時代に中国旅行。結核で6年にわたり療養、大学中退。人生・命について考えた。回復後ヨーロッパ外遊、自由な気質に触れる。蒋介石と会談、日中友好に尽力。
NHK わたしの自叙伝 2.[社会・実業1]むのたけじ/森恭三
むのたけじ(むの・たけじ)1915(大正4)~2016(平成28) 新聞記者・ジャーナリスト 秋田県出身 報知新聞 朝日新聞
「たいまつ新聞創刊まで」~地方局でも海外でも報道と良心との軋轢に悩む。東京大空襲で大衆の悲劇を目の当たりにし記者としての罪の意識から辞職。戦後、秋田で週刊新聞「たいまつ」創刊。反戦言論活動継続。
森恭三(もり・きょうぞう)1907(明治40)~1984(昭和59) 新聞記者・ジャーナリスト 兵庫県出身 大阪朝日新聞 ヨーロッパ総局長
「 ニューヨークで聞いた開戦」~太平洋戦争直前ニューヨーク支局員。米議会の武器貸与法案で日米関係悪化を予見。死を覚悟して過ごす日々、家族への想い、開戦に至った外交を振り返る。
NHK わたしの自叙伝 3.[社会・実業 2]扇谷正造/小林勇
扇谷正造(おうぎや・しょうぞう)1913(大正2)~1992(平成4) 評論家 宮城県出身 朝日新聞
「地方的文化人の半生」~大正デモクラシー期の東北で送った少年時代。東大新聞部での大誤報事件。戦後、「週刊朝日」の編集方針を刷新した「扇谷旋風」。「多読・乱読・雑読」の読書論を展開。
小林勇(こばやし・いさむ)1903(明治36)~1981(昭和56) 岩波書店会長・文人画家 長野県出身 岩波映画
「出版人の50年」~岩波茂雄と出会い出版が生涯の職業に。岩波文庫を創刊、ストライキ・組合とのやり取りで失意、退職。幸田露伴ら多くの作家の支えで鉄塔書院設立、再び岩波へ戻りキャリアを重ねる。
NHK わたしの自叙伝 4. [社会・実業3]石垣綾子/丸岡秀子
石垣綾子(いしがき・あやこ)1903(明治36)~1996(平成8) 評論家 東京都出身 第一次主婦論争
「大恐慌のアメリカに生きて」~大正末、自由学園卒業後に単身渡米、ニューヨークでのちの伴侶、画家・石垣栄太郎と出会う。世界大恐慌時に町工場でさまざまな国籍の人々とふれ合い、社会運動に目覚めるきっかけに。
丸岡秀子(まるおか・ひでこ)1903(明治36)~1990(平成2) 評論家 長野県出身 日本母親大会
「 胸の中に墓標がいっぱい」~養女に出され家業の農業を手伝いながら奈良女子高等師範へ。養蚕農家で女性が威張る機会を体感し、大正デモクラシー時の女子教育に違和感を感じていた。運命を切り開く力を与えることが教育の原則。
NHK わたしの自叙伝 5.[学問・研究 1]今西錦司/川喜田二郎
今西錦司(いまにし・きんじ)1902(明治35)~1992(平成4) 人類学者・登山家 京都府出身 ヒマラヤ登山 霊長類研究
「山と探検」~パイオニアワークに身を挺して飛び込む性格。探検は学問に通じる。渓流のカゲロウの観察から種としての「棲み分け理論」。樺太、モンゴル高地探検を経て哺乳類研究に転進。
川喜田二郎(かわきた・じろう)1920(大正9)~2009(平成21) 人類学・地理学者・登山家 三重県出身 マグサイサイ賞 KJ法
「ネパール山岳民族のなかで 」~住人の喜ぶ顔、それが一番の報酬。ヒマラヤ村落の困窮の解決のため11年に及ぶ技術協力。海外協力に際しての重要な心得を示し、外部からの無理解な批判に反論。
NHK わたしの自叙伝 6.[学問・研究2]有賀喜左衛門/宮本常一
有賀喜左衛門(あるが・きざえもん)1897(明治30)~1979(昭和54) 農村社会学者 長野県出身
「民族の心をもとめて」~京大から東大へ移り、柳宗悦に出会い朝鮮美術の美しさに目を開かされ、柳田國男とも出会い日本学を学ぶ。それぞれの民族には「民族の心」とでもいう固有な美的特質があることに気づく。
宮本常一(みやもと・つねいち)1907(明治40)~1981(昭和56) 民俗学者 山口県出身
「民俗学との出会い」~渋沢敬三の勧めで民俗文化の発掘者に。柳田國男とも親交。全国を旅して優れた語り部に出会い、多くの記録を残した。民衆の生活が滲み出た民俗学を確立。先を急いじゃいかん、すべてがロングランなんだ。
NHK わたしの自叙伝 7.[学問・研究3]井上光貞/江上波夫
井上光貞(いのうえ・みつさだ)1917(大正6)~1983(昭和58) 日本史(古代)学者 東京都出身
「戦時下に古代を読む」~天皇家起源は民族叙事詩とは無関係であるとする書物は、発禁書ながら印象深い読書だった。永井荷風「濹東綺譚」の中に真実を求める姿勢を感じたことが、歴史学への関心の起こりだった。
江上波夫(えがみ・なみお)1906(明治39)~2002(平成14) 東洋史(考古)学者 山口県出身
「黄塵万丈モンゴルをゆく」~北京に遊学、中国・モンゴル文化のモザイク文化圏=蒙古を旅した。農耕文化と遊牧文化の違いと融合の観察から「騎馬民族日本征服説」が誕生。生活文化が社会を規定することが判った。
NHK わたしの自叙伝 8.[学問・研究4]直良信夫/末永雅雄
直良信夫(なおら・のぶお)1902(明治35)~1985(昭和60) 考古学者(古生物) 大分県出身
「明石原人発見」~明石の海岸で人骨化石を発見、東大に鑑定を依頼するも、学歴偏重の学界の閉鎖性に泣く。空襲で化石を焼失して茫然自失。学界の後ろ盾の無い研究者の苦い思い出。
末永雅雄(すえなが・まさお)1897(明治30)~1991(平成3) 考古学者(古墳) 大阪府出身 橿原考古学研究所
「古墳遍歴」~少年時代、御陵の中で遊んだことが考古学研究に進んだきっかけ。古墳出土の鉄製品や石舞台の研究を手がけ、古墳を上空から観察する「航空古墳研究」の手法で新境地を開く。