高等学校における「親性〔おやせい〕準備教育」の在り方

著者:玉熊 和子

発行年月:2017年2月

価格:3,300円(本体3,000円+税10%)

ISBN:978-4-908926-01-3

体裁:A5判・168頁・上製・カバー装

高等学校における「親性〔おやせい〕準備教育」の在り方

高校生の時点で「親になること」を考え、学ぶことは、高校生の時点の教育でなされる必要があり、親への移行をスムーズにし、生涯発達やキャリア形成にも有益である。準備教育を実施していくための問題点、今後の可能性、課題を明らかにする。

①「親性準備教育」を高等学校における「保育(ふれあい)体験学習」の現状や今後の課題等から捉え直す。
②「子から親になる過程」子どもを(産み)育てる過程」を取り巻く状祝を母子保健の現状から述べ、高等学校におけるキャリア教育としての「親性準備教育」の意義・必要性について述べる。
⑤高等学校における「親性準備教育」を実施していくための、問題点や今後の課題について明らかにする。
④高等学校におけるキャリア教育としての「親性準備教育」の可能性を、キャリア教育の動向や、キャリア教育として実施されている進路学習の事例から検討し、課題を提示する。
⑤高等学校におけるキャリア教育としての「親性準備教育」実施モデルを既存の教育課程の中で検討する。
⑥高等学校におけるキャリア教育としての「親性準備教育」の実施の提言、高等学校におけるキャリア教育としての「親性準備教育」実施モデルについて提案する。

【目次抄】
1章 先行文献のレビューからみる本書の「親性準備教育」の定義と課題
 1「親性準備教育」に関する先行文献レビュー
 2米国のペアレンティング教育にみる日本の「親性準備教育」の課題
 3先行文献にみる本書の「親性準備教育」の定議と課題
2章 生涯発達過程における「親性準備教育」
 1生涯発達過程における「親性準備教育」の位置づけ
 2「子から親になる過程」「子どもを(産み)育てる過程」を取り巻く状況
 3妊娠期・育児期の父母の親役割に関する研究―子育てに対するニーズと夫婦の相互理解との関連から
 4高等学校におけるキャリア教育としての「親性準備教育」の意義・必要性
3章 高等学校における「親性準備教育」の現状と課題
 1高等学校における「親性準備教育」の位置づけ
 2青森県の高等学校における「親性準備教育」の事例検討
 3青森県の高等学校における「親性準備教育」の実施状況
 4高等学校における「親性準備教育」の現状にみる課題
4章 高等学校におけるキャリア教育としての「親性準備教育」の可能性
 1高等学校におけるキャリア教育の動向
 2青森県の高等学校におけるキャリア教育の現状
 3「キャリア教育研究」にみるキャリア教育に閲する研究の動向
 4高等学校におけるキャリア教育としての「親性準備教育」実施のための課題
5章 高等学校におけるキャリア教育としての「親性準備教育」実施モデルの検討
 1高等学校教諭からみたキャリア教育としての「親性準備教育」の在り方
 2高等学校におけるキャリア教育としての「親性準備教育」実施モデルの検討
6章 高等学校におけるキャリア教育としての「親性準備教育」の実施に閲する提言

【著者紹介】青森中央学院大学看護学部准教授。博士(学術)。「母性看護学」「看護研究」に関する科目を担当。

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