江戸時代庶民文庫 97巻 国朝佳節録ほか
第2期第8回(全5巻・96~100巻)配本所収
発行年月:2021年10月
価格:20,900円(本体19,000円+税10%)
ISBN:978-4-86688-097-6
体裁:A5判・470頁・上製・クロス装
特記:分売可
【ジャンル】書名(主な作者/刊行年など)
【年中行事】
○国朝佳節録(松下見林/貞享5年)
○和漢年中修事秘要(大江文坡/天明2年)
○本朝歳時考(松亭金水/嘉永4年)
○四時遊人必得書(山田梅東/文久1年)
○大日本万物歳時記(神仙堂・雷山/江戸末期)
○国朝佳節録(松下見林/貞享5年)
日本古来の年中行事に関する諸説や故事などを、出典(日本書紀・旧事本紀・博雅・本草綱目・事文類聚・太平御覧・月令広義・居家必用・書言故事・名月記等)を示しながら比較的詳しい漢文注を施し解説。
○和漢年中修事秘要(大江文坡/天明2年)
和漢の数多くの文献(引書二五五部)に取材し、日本と中国の年中行事の故事や意義、飲食・薬方の心得を、主に養生の観点から詳述。頭書「修事秘要拾遺補註」に各月の異名や本文の補遺や補注、合計約150項目を載せ、所々に挿絵を掲げる。
○本朝歳時考(松亭金水/嘉永4年)
「稚き女童部をして、その故実を知らしむる捷ちかみ径ち ならん」の趣旨で、貝原好古編『日本歳時記』を参照し、月の異名やその月の節気、年中行事の故事由来や意義、その時期の健康法(薬方・飲食心得等)などを記す。頭書に本文の補足や関連の挿絵を載せる。
○四時遊人必得書(山田梅東/文久1年)
四季風物の故事、交遊に関する事柄を種々の文献から集める上下二巻。上巻は正月54、二月46、以下、合計267項目に、補遺17項目、さらに附録で年中行事や十干十二支・閏月・十二時その他の異称を掲げる。下巻は、焼尾宴・探花宴など四季交遊に関する90項目。
○大日本万物歳時記(神仙堂・雷山/江戸末期)
日本の年中行事の起原、毎月の主要行事の意義や由来等を略述。また、天地開闢のあらまし、軍神の祖、統治者の歴史、五臓六腑・五輪五体、神道や陰陽思想に基づく方角・時日の意義、女性の装身具・化粧の意義などを説明。
解題者紹介:往来物研究家、往来物倶楽部代表、立正大学・人間総合科学大学非常勤講師、学術博士。(原版作者は各巻参照)
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