江戸時代庶民文庫 95巻 こけぬ杖(正編・後編)ほか

第2期第7回(全5巻・91~95巻)配本所収

解題者:小泉 吉永

発行年月:2021年5月

価格:17,600円(本体16,000円+税10%)

ISBN:978-4-86688-095-2

体裁:A5判・340頁・上製・クロス装

特記:分売可

江戸時代庶民文庫 95巻 こけぬ杖(正編・後編)ほか

【ジャンル】書名(主な作者/刊行年など)
【医学・養生】
○こけぬ杖(正編・後編)(山口重匡/寛政10・文政1年)
○按摩手引(藤林良伯/寛政11年)

○こけぬ杖(正編・後編)(山口重匡/寛政10・文政1年)
陰陽思想に基づいて養生全般を述べた書。正編上巻は、天地・陰陽のあらましから説き始め、息、命、長寿短命論、心やストレス、房事、隠虚火動の理、服薬心得など。同下巻は、病中・病後心得、熱病・湿病・小児病その他諸病、食事心得、鍼灸、無病の秘訣など。後編は、前編に漏れた養生の真意や、効果が実証済みの養生法を記したもので、特に「潅水・灸治」について詳述。
○按摩手引(藤林良伯/寛政11年)
按摩の基本を体系的かつ簡潔に記した図解入り入門書。見返しの広告文に「此書は按摩導引の法を師に学びずして、心安く覚へ、人の急病の助けとなし、又は式法を用て常によく其気血をめぐらす時は、人をして無病長生ならしむる、実に有益の書なり」とある。頭療治稽古、療治人体之備、按摩自慢せぬ心得、補瀉の療治、服診の事、小児按服、産婦按服、鍼術稽古など。「按摩稽古」では按摩施術の秘訣52種を図解、ほかにも多くの図解を施す。

解題者紹介:往来物研究家、往来物倶楽部代表、立正大学・人間総合科学大学非常勤講師、学術博士。(原版作者は各巻参照)

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