江戸時代庶民文庫 61巻 菊花壇養種ほか
第2期第1回(全5巻・61~65巻)配本所収
発行年月:2018年6月
価格:15,950円(本体14,500円+税10%)
ISBN:978-4-86688-061-7
体裁:A5判・320頁・上製・クロス装
【ジャンル】書名(主な作者/刊行年など)
【園芸・飼育】
○菊花壇養種(菅井菊叟/弘化3年)
菊花の栽培法を豊富な図解とともに記した園芸書。珍花・奇妙と言われる菊花は「栽培の手入の巧」が決め手(序)、その秘
訣として培養、如露、風雨の手当、虫除等を記す。
○金魚養玩草(安達喜之/寛延1年)
出版された金魚飼育書の嚆矢。日本における金魚の故事から執筆の経緯に触れた「金魚のものがたり」等。
○厩馬新論(竜山堂主人/嘉永7年)
荻生徂徠の『鈐録』を参照し、多く林子平作『海国兵談』を援用しながら、己の体験・見聞や故事に基づく自説も交え、特に、馬術に志ある「小禄窮士」の者が馬を飼う秘訣を述べた書。
○〈諸鳥餌養〉百千鳥(泉花堂三蝶/寛政11年)
飼い鳥の餌の製法や餌の与え方、飼い鳥の養生や治療など飼育全般を述べた書。たとえば餌の製法について、米の粉拵え様、摺餌青味、水を飼うと飼わざる、爪切り様、篭仕立て、羽変わりの事など27項目。
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