アジア学叢書 353巻 アラビア奥地行
第50回配本「アジア巡り編」全6巻(348~353巻)所収
発行年月:2021年12月
価格:27,500円(本体25,000円+税10%)
ISBN:978-4-908926-98-3
体裁:A5判・600頁・上製・クロス装
原本:大和書店、1943・昭和18 年刊。
写真・図72点収載。原著者W.B. Seabrook (1884-1945)は、原始民族特に宗教を研究したアメリカ人作家。本書(1927 年刊)、アラビア北部辺境地帯の調査・探索は1925 年になされた。「著者の観察の焦点は、あくまで宗教に在るのであって、民族運動と称するが如き政治面は一切これを押し殺している(訳者序)」の通り、強盗、武器、沙漠、城壁、遊牧、駱駝、騾馬、山羊、騎馬、商隊、テント、食事、絨毯、礼拝、キリスト教論、托鉢僧、巡礼、裁判、刑罰、婦人、出産、子供、祭、アラビア語、詩歌…現地人との会話が豊富に挿入されて、回教・イスラム的世界が眼前に生き生きと展開され、古びない記録となっている。
(目次より)①ベドウィン(Bedouins)と共に(アルラーの面前に/ 黒テントに白駱駝/ 沙漠の仇花/ 奴隷マンスール/ 盗賊聖人/ 吾襲撃に出陣す/ グトネの瞳のために)②ドルーズ人(Druses)と共に(サルタン・パシャ・アトラーシの居城/ 黄金の犢(こうし)/ ムフタラのヴェールの貴婦人)③デルヴィッシ(Dervishes)と共に(メーレウィの大僧院/ 跳び下りたダイダン・ヘルミー/ ルーファイ教の苦行者)④イジィデー人(Yezidee)と共に(悪魔崇拝教の山中へ/ 蛇の中庭)
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