アジア学叢書 326巻 山東の史蹟と史談

第45回「エリア・山東編」全3巻(325~327巻)配本所収

著者:馬場春吉

発行年月:2019年8月

価格:35,200円(本体32,000円+税10%)

ISBN:978-4-908926-66-2

体裁:A5判・850頁・上製・クロス装

アジア学叢書 326巻 山東の史蹟と史談

現・世界遺産の泰山・曲阜、孔子・孟子の生誕地ほか、詩文豊かに歴史を歩き直す。
原本:山東文化研究会・1944・昭和19年刊。

【目次抄】序文(有野学)/序(高嶋米峰)/序(高島平三郎)/自序(馬場春吉)/凡例(馬場武次郎、広瀬了義)
孔子聖人の後裔(中国の万世一系、道統、孔子後裔の世爵襲封概略)■孔子の後裔天愚孔平(千社札の元祖、フレデリック・スタール氏の納札史)■舞雩壇物語■聖裔孔谷園と玉虹楼帖(康熙・雍正・乾隆三朝に於ける孔家)■孟龍符と孟皇后(武林唯七の祖先、孟子の生地)■孟母三遷故址■秦の始皇帝と山東(始皇の東巡と神仙説、万里の長城、徐福)■秦の三碑■山東の文化と道統政治(斉、史は泰山より古きはなし、王者の礼は巡守に始まる、魯、王道文化は山東より)■泰山神に就て(泰山と道教)■泰山と帝王の封禅(漢武、図讖説と光武帝、宋の真宗と天書)■泰山の史蹟と諸廟(泰安城、県城、岱廟、高里山、社首山と霊応宮、岱宗坊と鄷都廟、白鶴泉と大王廟、老君堂、王母池、関帝廟、一天門と泰山の里数、孔子登臨処、紅門宮、白螺塚と万仙楼、斗母宮、三官廟、経石峪の石刻、水簾洞より二天門まで、二天門より楡木橋まで、御帳崖と五大夫松、朝陽洞より対松山まで、十八盤と南天門、天街、鳳凰山と岱陰の後石隖、孔子廟と魯班洞、碧霞元君廟、後寝室、東獄廟、紀泰山銘、宋の摩崖碑、玉皇頂、無字碑、青帝宮、孔子小天下処と封禅壇、日観峯、愛身崖・仙人橋・丈人峰、普照寺―満空禅師と石堂老人、五賢祠、三陽観、大城峡の天神泉、無極廟、泰山の駕籠舁と乞食、泰山の鳥語)■全信教の霊場五峯山(蓮花洞の仏像)■虞舜の遺蹟(歴山、虞帝廟、舜井、娥英廟/唐詩選の撰者李攀龍の遺跡■崇正祠(五帝像、泰山行宮)■済南の趵突泉(観瀾亭と康煕帝の南巡、魯の桓公と斉の襄侯の会)■丁宝楨と尚志書院■宋代の女詩人李清照■済南は「サイ、ナン」と読む可らざるの弁■匡山と李白■衛青の墓■慈覚大師の山東に於ける足跡■淄博の史蹟を探る(済南から黌山へ、羅家荘、鄭公書院、王樵の祠堂、鬼谷洞、公孫弘の墓、淄川城瞥見、霊泉廟に詣づ、博山県城)■古斉国の山河を巡る(済南より辛店へ、稷山、牛山、管仲の墓、偉大なる斉王の冡、天斉の淵、三士の冡、臨淄城、晏子の墓)■晏城に遊ぶ■大字の名人雪簑■蒲柳泉と聊斎志異■鄭板橋の遺蹟を訪ふ(愛の人・書画家としての板橋)■支那の俗神譚(城隍廟)■支那の薬師さま薬王廟■支那の子育の神張仙■天后宮物語(龍王殿、雷祖と魯国仙師、西殿―財神・三官大帝、玉皇大帝、軒轅聖帝■文昌帝君と陰隲思想■山東碑碣(竹葉碑、周公負扆図、孟氏宗伝祖図碑、後漢刻字と梧台碑)■二詩丐■霊巌の勝境■斉晋の古戦場華不注山■中国五嶽表

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