アジア学叢書 359巻 朝鮮満洲 支那のぞ記
第52回配本「鮮満(朝鮮・満洲)編」全4巻(359~362巻)所収
発行年月:2022年8月
価格:20,900円(本体19,000円+税10%)
ISBN:978-4-86688-359-5
体裁:A5判・330頁・上製・クロス装
10数年ぶり再訪した初任の地・朝鮮を経て中国へ。新聞記者にして俳人・陶芸評論家の自由闊達な筆致による旅日記。
原本:東京刊行社・大阪屋号書店、1922・大正11年刊(使用底本は大正11年再版)
(目次抄)
船の中から/青島気分/嶗山のぼり/恭親王と馬良将軍/済南荒天記/天津二三日/北京見物/万寿山/天下第一泉/万里長城へ/人間の皮を見る/北京ひと目/紫禁城/琉璃廠/天壇と音譜と墨盒/支那涼し記/さらば城壁/支那服を着て/大連港外から/大連と星ヶ浦/旅順へ/蝎の正体/奉天四五日/張作霖氏と会見の記/支那茶飯事/宿屋と乗り物の話/満鮮雑事/墓前の鳳仙花/仁川情味/支那土産/道中ばなし/産土神の前に/悪食趣味/支那から帰りて/街頭売児/朝鮮情景記/朝鮮で殴られた記/火葬/脱営/その頃の友/希臘人の恋/南支那記/上海繁昌記/美女三千街/古都南京/排日商人/香港さくら/世界一の夜景/蓼山荘より/大土瓶/山羊と七面鳥/への五号/たいらん草/山県公の顔/鼠の死骸/音と雑草/近事片々/宮殿下のことなど/薬餌録/柿の秋/無題/蕪子句集/跋 村上鬼城・滝閑村
著者:(おの・けんいちろう・1888-1943)、ジャーナリスト(朝鮮新報・朝鮮タイムス記者、東京日日新聞社会部長、日本放送協会文芸・企画部長・理事)、俳人(俳号・小野蕪子、日本俳句作家協会常任理事)、陶芸研究・評論家(編著『陶器大辞典』『陶器全集』)。本書は欧米旅行記『世界のぞ記』(1919)に続く、新聞記者としての旅日記。大空社「伝記叢書」第116巻に、小野賢一郎著『明治大正昭和 記者生活二十年の記録(伝記・小野賢一郎)』(1929年刊の1992年復刻版)がある。
ご注文・お問い合わせ