ルソー翻訳作品年表 榊原貴教 作成 本目録は、現在編集中の『翻訳文学総合事典』の基礎データ作成の過程で作成したものである。初出は『翻訳と歴史 』36号(フィリップ特集 付ジャン・ジャック・ルソー)(2008年1月)に掲載した。『翻訳と歴史』には、「日本に おけるルソー像」を編纂してある。ルソーの略歴に代えて、その一部を以下に紹介する。 「ジャン・ジャック・ルソー翻訳作品年表」は、明治・大正・昭和・平成に至るルソーの日本語による翻訳を、年代 順に掲載する。日本におけるルソーの翻訳は、歴史的要請によって兆民から始まり、次いで行政的要請から教育学の 援用するところとなり、その成果として移入されて来た。人間諸関係に対する哲学的思惟者としてのルソーは、大正 期に入りようやく顕在化してきたように思われる。 年表に掲載した翻訳は、ルソーの思想的な理解度、語学的な瑕瑾はあるとしても、時代時代の訳者たちが、異文化を 、そして作品が提示した世界をどのように理解し、翻訳にあたり、読者に提示してきたかが、明治・大正・昭和期の 読書人にとって重要であったことは間違いない。それは、今後の研究に委ねられる仕事であろう。いや、そのような 研究が生れて始めて、社会進化論的な考察ではなく、日本人の日常性の中に沈殿していった精神史が著述されるであ ろうことは間違いない。文学史も政治史も、そのようなものになって、文化史と呼べる領域となるであろう。 単行書には、*印を付して、新聞及び雑誌掲載の翻訳と区別した。 (榊原貴教) 参考文献 木崎喜代治「日本におけるルソーおよびヴォルテール関係文献目録」(「思想」特集 ルソー/ヴォルテール―没後二〇〇年 2 昭和53年7月 岩波書店) 日本におけるルソー像 ★〈十八世紀は理知偏重の時代であつた。そして人心は甚しく自然に遠ざかつてゐた。殊に佛蘭西にあつては、ルイ 十四世の全盛時代の如き、世を擧げて滔々虚偽と虚飾とに流れて、自然の感情の如きつひに見る事も出來なかつたのである。かゝる冷索の時代に於て、『自然に歸れ』と云ふ警鐘を鳴らした者がルッソオであつたのはあやしむに足りないところである。ルッソオは殆んど凡ての點に於て彼の時代の除外例であつたからである。ルッソオは『エミイル 』に於て教育界に革命を起した、ペスタロッチの如きはルッソオなくしては遂に生れなかつたであらう。『民約論』 に於ては、世界歴史中空前の大事件たる佛蘭西革命に原動力を與へた。狂暴ロベスビエエルの如きは彼の熱烈なる弟 子であつた。然しながら彼の赫々たる偉勲は最もよくこれを文學界に於て認める事が出來る。十八世紀の末葉より十 九世紀を經て現在に及ぶあらゆる藝術は殆んど全部、ルッソオの源泉より發したものである。『新エロイズ』は浪漫 派の大勢を誘致し、獨にゲエテ、シルレル、佛にシアトブリアン、スタエル夫人の如き天才を生んだ。更に進んでユ ウゴオ、ラマルティイヌ、バイロン、ハイネ等凡ての天才は悉くルッソオの生んだ精神上の子に過ぎないのである。 然して、彼が一生の大著、その代表作なるものは、人間と死滅を共にすべき彼の『懺悔録』の一巻なる事は云ふ迄も ないのである。この『懺悔録』の一大精神が、近代文學を生んだのである。自然主義の凡ての大作は、即ちトルスト イの雄篇も、ゾラ、フロオベル、モオパッサンの名著もこの精神を體現したものに過ぎない。〉(生田長江・大杉栄 訳『懺悔録』「『懺悔録』について」、大正4年6月、新潮社) ★〈ジャン・ジャック・ルッソーは、一七一二年、スヰスのジュネーヴに生れた。ジュネーヴは偉大な宗教改革者カル_ンを出した所で、當時もなほその影響をうけて、そこには一般に眞摯な道徳的生活と、純潔な家庭關係と、單純 な社會制度と、自由な統治とが行はれてゐた。これらのものは、後にルッソーが居を定めたパリーの奢侈と、淫佚と 、人巧と、不道徳と、暴政とに對し鋭い對照を成すものであつた。/ルッソーの幼時の教育は極めて不完全であつた 。彼は極く幼い頃文字を教へられたが、それをョりに、彼は小さい時から小説類を耽讀した。それが彼の衷に感傷的 な、はては淫蕩的な傾向までも生みつけてしまつた。その後數年間、それも怠け勝ちな正式の教育を授けられたが、 併しそれは極く幼時に彼の性格に生みつけられた傾向を根本から抜き去るには足りなかつた。十二歳の時、彼はある 職人の所に奉公に出されたが、そこでも彼は仕事を憶えるよりも怠けたり、人をだましたりすることを餘計に憶えこ んで、四年の後には、感傷的な心に驅られて、到頭放浪の生活に入つてしまつた。數年間つゞけられたこの生活は彼 に自然といふものに對する愛と知識とを増させた。けれども彼を動かすものは主として燃えさかるやうな情操と激し い感覺の刺戟で、或る意味で彼の生活は益々危機に陥つて行くばかりであつた。その中から彼を救つたのは、偶々彼 がイタリーで出會つた僧侶の温情で、その人の思想と感化とをルッソーは『サヲ゛アの僧侶と信條』として書いて、 『エミール』の中で永久に紀念してゐる。/彼の思想は主としてこの自由な生活から出て來たものである。〉(内山 賢次訳『エミール(上)』「エミール」に就いて、昭和4年2月、改造社) ★〈亡くなる八日程前、プープリエール島の公園の眞中で、ジラルダンが彼のためにわざわざ演奏会を催してやつた 。するとルウソオはすつかり感動し、公爵に向つて、自分を此處に埋葬して呉れるやうにと依頼したことがあるので 、ジラルダンはその申出を尊重してやつた。彼の屍は七月四日埋葬された。/一七九一年八月二十七日、立憲議會は ルウソオの遺物をパンテオンに移すことを命じた。共和後の第三年、その式は擧行され、彼の遺骨は、その生涯に亘 ての仇敵たりしヴオルテールのそれと竝べて改葬された。〉(河原万吉訳『社会契約論』「ジャン・ジャック・ルウ ソオの生涯と思想」、昭和2年1月、万有文庫刊行会) ルソー翻訳作品年表 明治10年12月 *民約論 服部徳訳・田中弘義閲 有村壮一 明治15年2月 民約訳解 中江兆民(篤介)訳 政理叢談・欧米政理叢談(〜16年9月5日)(2号〜46号) 明治15年10月 *民約訳解(1) 中江兆民訳解 仏学塾出版局 明治15年11月 不平等論 野村泰亨訳 欧米政理叢談(16年7月5日) 明治16年8月 *非開化論(上) 中江兆民訳 日本出版社 明治17年8月 *非開化論(下) 土居言太郎訳 日本出版社 明治16年2月 *民約論覆義 原田潜訳 春陽堂 明治23年10月 懺悔記 森鴎外訳 自由新聞 明治30年10月 *児童教育論 菅学応(緑蔭)抄訳 文遊堂 明治32年7月 *エミール抄 山口小太郎・島崎恒五郎訳 開発社 明治35年11月 *父母と子供 菅学応(緑蔭)抄訳 文光堂 「児童教育論」(文遊堂、明治30年10月刊)の改題 明治40年6月 民約訳解 中江兆民訳 太陽(創刊25周年記念臨時増刊) 明治45年1月 *赤裸の人(ルソー自伝) 堺利彦訳 丙午出版社 大正1年9月 *懺悔録(前) 石川戯庵訳 大日本図書 大正1年9月 *懺悔録(後) 石川戯庵訳 大日本図書 大正2年10月 *エミール(人生教育) 三浦関造訳 隆文館 大正3年7月 *ルソーの真髄 松本赳・原正男訳 南北社 大正3年8月 *懺悔録 加藤朝鳥(信正)訳 青年学芸社 大正3年11月 *エミール(如何に其子を教育すべきか) 大川周明編 赤城正蔵 アカギ叢書92 大正4年6月 *懴悔録(上) 生田長江・大杉栄訳 新潮社 縮刷全訳叢書 大正4年7月 *懴悔録(下) 生田長江・大杉栄訳 新潮社 縮刷全訳叢書 大正4年9月 *瞑想録 榎本秋村訳 日東堂書店 大正5年5月 *懺悔録 石川戯庵訳 大日本図書 増訂縮刷 大正6年3月 *断腸録 榎本秋村(恒太郎)訳 誠文堂書店 大正7年3月 *エミール(人生教育) 三浦関造訳 隆文館図書 改版縮刷 大正8年10月 *ルウソー民約論 藤田浪人(貞三)訳 新鋭堂書店 大正9年10月 *民約論 市村光恵・森口繁治共訳並評註 有斐閣 大正9年11月 *民約論 市村光恵・森口繁治訳 有斐閣 大正9年11月 *孤独な散歩者の夢想 新城和一訳 新潮社 大正11年4月 *ルツソオ全集1(新エロイズ(ジユリイと師の恋)前篇 ) 宮原晃一郎訳 光文社 大正11年7月 *エミール教育論 内山賢次訳 洛陽堂 大正13年4月 *エミール(上) 平林初之輔訳 春秋社 家庭文学名著選1 大正13年5月 *エミール(下) 平林初之輔訳 春秋社 家庭文学名著選2 大正13年4月 *人間不平等起原論(附・学芸論) 内山賢次訳 太陽堂 大正13年10月 *懺悔の教育(エミール) 林鎌次郎訳 目黒書店 教育思想精華選4 大正13年10月 *自然の子エミール 田制佐重訳 文教書院 新訳世界教育名著叢書6 大正14年2月 *民約論 平林初之輔訳 人文会出版部 世界名著叢書1 大正14年12月 *エミール(全訳) 内山賢次訳 アルス 大正15年9月 *ルッソオ懴悔録 加藤朝鳥訳 生方書店 世界名著叢書1 昭和2年1月 *社会契約論 河原万吉訳 万有文庫刊行会 万有文庫6 [社会契約論、人間平等の起源論] 昭和2年6月 *エミイル 平林初之輔訳 春秋社 世界大思想全集10 昭和2年11月 *民約論(世界大思想全集7) 加藤一夫訳 春秋社 昭和2年11月 *民約論 平林初之輔訳 岩波書店 岩波文庫 昭和3年5月 *エミール(普及版)上 内山賢次訳 アルス 昭和3年5月 *エミール(普及版)上 内山賢次訳 アルス 昭和3年9月 *エミイル(全5巻) 平林初之輔訳 岩波書店(昭和8年2月) 岩波文庫 昭和4年2月 *エミール(上) 内山賢次訳 改造社 改造文庫 昭和4年2月 *エミール(下) 内山賢次訳 改造社 改造文庫 昭和4年10月 *懴悔録 生田長江・大杉栄訳 新潮社 世界文学全集8 昭和5年12月 *懺悔録(上) 石川戯庵訳 岩波書店 岩波文庫 昭和5年12月 *懺悔録(中) 石川戯庵訳 岩波書店 岩波文庫 昭和5年12月 *懺悔録(下) 石川戯庵訳 岩波書店 岩波文庫 昭和7年9月 *社会契約論(世界思想教養全集2) 平岡昇・根岸国孝訳 河出書房新社 昭和7年9月 *ルソーのエミール 鰺坂二夫訳 町田町・玉川学園出版部 玉川文庫22 昭和8年5月 *懴悔録(上) 生田長江・大杉栄訳 新潮社 新潮文庫 昭和8年6月 *懴悔録(下) 生田長江・大杉栄訳 新潮社 新潮文庫 昭和8年8月 *エミイル(1〜3) 平林初之輔訳 春秋社 春秋文庫 昭和8年10月 *人間不平等起原論 本田喜代治訳 岩波書店 岩波文庫 昭和10年6月 *聖者の懺悔(トルストイ・ルツソオ・聖アウグステイヌス) 八住利雄訳 四条書房 昭和11年7月 *ルソー新生の書 広瀬哲士編 金星堂 人生叢書3 昭和12年6月 *科学芸術論(『ルソー人生哲学』) 広瀬哲士訳 東京堂 昭和12年10月 *孤独な散歩者の夢想 新城和一訳 新潮社 新潮文庫 昭和13年1月 *ルッソオ篇 本田喜代治訳 第一書房 世界文豪読本 昭和14年11月 *人間不平等起原論 伊集院哲訳編 大東出版社 昭和17年3月 *ルソー文選 平岡昇編 白水社 昭和21年6月 *新生の書 広瀬哲士〔訳〕編 新人社 人生叢書5 昭和22年4月 *エミール(上) 内山賢次訳 改造社 改造選書 昭和22年8月 *エミール(下) 内山賢次訳 改造社 改造選書(未刊?) 昭和22年7月 *社会契約論(政治的権利の諸原則) 井伊玄太郎訳 霞書房 昭和22年12月 *告白(1) 生島遼一訳 創元社 昭和23年2月 *孤独な散歩者の夢想 青柳瑞穂訳 大日本雄弁会講談社 昭和23年4月 *民約論 根津憲三訳 春秋社 春秋社思想選書 昭和23年9月 *先駆者の言葉(ルッソー珠玉集) 本田喜代治訳編 小石川書房 昭和24年6月 *新エロイーズ(1) 安士正夫訳 河出書房 昭和24年10月 *新エロイーズ(2) 安士正夫訳 河出書房 昭和26年4月 *新エロイーズ(3) 安士正夫訳 河出書房 昭和26年6月 *新エロイーズ(4) 安士正夫訳 河出書房 昭和24年7月 *告白録(1) 井上究一郎訳 河出書房 昭和24年9月 *孤独な散歩者の夢想 大井征訳 三笠書房 世界思想選書3 [孤独な散歩者の夢想、隠棲ノ弁(マルゼルブ長官ヘノ書簡)] 昭和25年4月 *学問芸術論 辰野隆訳 河出書房 [附:ボルド氏への回答(中島健蔵訳) ナルシス序文(中島健蔵訳) サン・ピエール師の永遠平和論抜萃(渡辺一夫訳)] 昭和25年8月 *孤独な散歩者の夢想 青柳瑞穂訳 創芸社 昭和25年8月 *民約論(ルソーの人と論旨) ダイジェスト・シリーズ刊行会編 ジープ社 ダイジェスト・シリーズ29 昭和25年8月 *懺悔録(上) 大井征訳 三笠書房 世界文学選書49 昭和25年9月 *母のための・父のための・教師のためのエミイル新講(愛児のための民主教育のしつけ方) 寺田弥吉訳補 文治書院 昭和25年11月 *懺悔録 折口仁訳 創人社 世界名作選集 昭和26年1月 社会契約論草稿(抄訳) 恒藤武二訳 同志社法学(〜7月) 昭和26年4月 *孤独な散歩者の夢想 青柳瑞穂訳 新潮社 新潮文庫 昭和26年9月 *政治経済論 河野健二訳 岩波書店 岩波文庫 昭和27年2月 *民約論 根津憲三訳 春秋社 昭和28年3月 *告白録 井上究一郎訳 河出書房 世界文学全集 [第2期]古典篇14・ルソー篇 昭和28年6月 *懺悔録(上) 大井征訳 三笠書房 昭和29年12月 *社会契約論 桑原武夫・前川貞次郎訳 岩波書店 岩波文庫 昭和31年3月 *ルソー 平岡昇訳 河出書房 世界大思想全集. [第2期](社会・宗教・科学思想篇)4 [政治経済論 (根岸国孝訳) 人間不平等起原論 (本田喜代治,平岡昇訳) 社会契約論 (平岡昇,根岸国孝訳) 自然宗教論 (平岡昇訳) ] 昭和31年10月 *孤独な散歩者の夢想 青柳瑞穂訳 大日本雄弁会講談社 ミリオン・ブックス 昭和32年4月 *人間不平等起原論 本田喜代治・平岡昇共訳 岩波書店(改訳) 岩波文庫 昭和33年1月 *告白録(改訳新版)(上) 井上究一郎訳 新潮社 新潮文庫 昭和33年1月 *告白録(改訳新版)(中) 井上究一郎訳 新潮社 新潮文庫 昭和33年2月 *告白録(改訳新版)(下) 井上究一郎訳 新潮社 新潮文庫 昭和33年3月 *孤独な散歩者の夢想 長谷川克彦訳 角川書店 角川文庫 昭和34年2月 *エミール(教育第一書) 林鎌次郎訳 広島・天心閣 昭和35年2月 *孤独な散歩者の夢想 今野一雄訳 岩波書店 岩波文庫 昭和35年11月 *新エロイーズ(1) 安士正夫訳 岩波書店 岩波文庫 昭和35年12月 *新エロイーズ(2) 安士正夫訳 岩波書店 岩波文庫 昭和36年3月 *新エロイーズ(3) 安士正夫訳 岩波書店 岩波文庫 昭和36年6月 *新エロイーズ(4) 安士正夫訳 岩波書店 岩波文庫 昭和36年10月 *孤独な散歩者の夢想 太田不二訳 平凡社 世界教養全集25 昭和36年10月 *告白(第1) 土居寛之訳 角川書店 角川文庫 昭和40年3月 *告白(第2) 土居寛之訳 角川書店 角川文庫 昭和42年8月 *告白(第3) 土居寛之訳 角川書店 角川文庫 昭和37年5月 *エミール(上) 今野一雄訳 岩波書店 岩波文庫 昭和38年7月 *エミール(中) 今野一雄訳 岩波書店 岩波文庫 昭和39年7月 *エミール(下) 今野一雄訳 岩波書店 岩波文庫 昭和39年4月 *告白(『ルソー』) 桑原武夫訳 筑摩書房 世界文学大系35 昭和40年3月 *告白(上) 桑原武夫訳 岩波書店 岩波文庫 昭和40年7月 *告白(中) 桑原武夫訳 岩波書店 岩波文庫 昭和41年5月 *告白(下) 桑原武夫訳 岩波書店 岩波文庫 昭和40年8月 *エミール 永杉喜輔・宮本文好・押村襄訳 町田・玉川大学出版部 世界教育宝典 昭和40年10月 *社会契約論 平岡昇・根岸国孝訳 角川書店 角川文庫 昭和40年11月 *フランス啓蒙思想 河出書房新社 世界の思想2 [社会契約論 (平岡昇・ 根岸国孝訳)、自然宗 教論―「エミール」より(平岡昇訳)] 昭和41年4月 *エミール 平岡昇訳 河出書房新社 世界の大思想17 昭和41年6月 *ルソー 中央公論社 世界の名著30 [学問・芸術論 (平岡昇訳)、人間不平等起原論 (小林善彦訳) 、 社会契約論 (井上幸治訳)、エミール (戸部松実訳)] 昭和41年10月 *告白(『ルソー』) 桑原武夫訳 筑摩書房 世界古典文学全集49 昭和42年7月 *自然と社会 平岡昇編 白水社 昭和42年10月 *エミール(1) 長尾十三二・原聡介・永治日出雄・桑原敏明訳 明治図書出版 世界教育学選集39 昭和43年9月 *エミール(2) 長尾十三二・原聡介・永治日出雄・桑原敏明訳 明治図書出版 世界教育学選集40 昭和44年9月 *エミール(3) 長尾十三二・原聡介・永治日出雄・桑原敏明訳 明治図書出版 世界教育学選集41 昭和43年12月 *学問芸術論 前川貞次郎訳 岩波書店 岩波文庫 昭和44年5月 *ルソー、ジャン=ジャックを裁く(上) 原好男訳 現代思潮社 古典文庫28 昭和44年6月 *孤独な散歩者の夢想 山口年臣訳 旺文社 旺文社文庫 昭和44年7月 *ルソー、ジャン=ジャックを裁く(下) 原好男訳 現代思潮社 古典文庫 昭和45年9月 *言語起源論(旋律および音楽的模倣を論ず) 小林善彦訳 現代思潮社 古典文庫 昭和48年1月 *告白(『ルソー』) 桑原武夫訳 筑摩書房 筑摩世界文学大系22 昭和48年3月 ポーランド統治論 佐々木允臣訳 同志社法学(〜49年2月) 昭和48年11月 *エミール 平岡昇訳 河出書房新社 世界の大思想2 昭和49年1月 *人間不平等起源論 小林善彦訳 中央公論社 中公文庫 昭和49年2月 *孤独な散歩者の夢想 小池健男訳 潮出版社 潮文庫 昭和49年12月 *社会契約論 井上幸治訳 中央公論社 中公文庫 昭和49年5月 エミール教育講義1 篠崎徳太郎訳著 土屋書店 [乳幼児教育] 昭和50年3月 エミール教育講義2 篠崎徳太郎訳著 土屋書店 [児童教育(前)] 昭和51年8月 エミール教育講義3 篠崎徳太郎訳著 土屋書店 [児童教育(後)] 昭和51年☆月 エミール教育講義4 篠崎徳太郎訳著 土屋書店 [少年篇] 昭和51年12月 エミール教育講義5 篠崎徳太郎訳著 土屋書店 [青年教育前篇] 昭和52年2月 エミール教育講義6 篠崎徳太郎訳著 土屋書店 [青年教育後篇] 昭和54年5月 エミール教育講義7 篠崎徳太郎訳著 土屋書店 [結婚教育前篇1] 昭和54年5月 エミール教育講義8 篠崎徳太郎訳著 土屋書店 [結婚教育後篇1] 昭和55年1月 エミール教育講義9 篠崎徳太郎訳著 土屋書店 [結婚教育後篇2] 昭和51年2月 コルシカ憲法草案 松平斉光訳 東海大学紀要・経済学部(〜9月) 昭和54年3月 *コルシカ憲法草案 木崎喜代治訳 未来社 社会科学ゼミナール65 昭和54年10月 *演劇について(ダランベールへの手紙) 今野一雄訳 岩波書店 岩波文庫 ■ルソー全集(白水社) 昭和54年10月 *ルソー全集1 白水社 [告白 第1部・第2部(小林善彦訳)] 昭和56年3月 *ルソー全集2 白水社 [告白 第二部(つづき)(小林善彦訳)、 孤独な散歩者の夢想・夢想のための下書・マルゼルブ租税院長官への四通の手紙 ―私の性格のほんとうの姿と私のあらゆる行動のほんとうの動機がわかる(佐々木康之訳)、 嘲笑家(宮ケ谷徳三訳)] 昭和54年3月 *ルソー全集3 白水社 [ルソー、ジャン=ジャックを裁く―対話(小西嘉幸訳)、 伝記的断章・わが肖像・楽しみの技術および他の断章・さまざまなエクリ(宮ケ谷徳三訳)] 昭和53年11月 *ルソー全集4 白水社 [学問芸術論・レナル師への手紙・スタニスラス王への回答・ グリム氏への 手紙・ボルド氏への最後の回答・ディジョンのアカデミー会員 〔ルーアンの外科医、ルカ〕の学問芸術論についての 新しい反論に対する手紙・ ボルド氏への第二の手紙の序文(山路昭訳)、英雄の徳とはなにか(浜名優美訳)、 人間 不平等起源論(原好男訳)、フィロポリス氏への手紙・サン=ピエール師の永久平和論抜粋・ 永久平和論批判・戦争状 態は社会状態から生まれるということ・戦争についての断片・ 戦争についてのほかの断片・サン=ピエール師のポリシ ノディ論抜粋・ポリシノディ論批判・ ポリシノディについての断片・サン=ピエール師についてのある作品への序論案 ・ サン=ピエール師についての断片と覚書き(宮治弘之訳)] 昭和54年8月 *ルソー全集5 白水社 [ヴォルテール氏への手紙(浜名優美訳)、富に関する論(清水康子訳)、 政治経済論(阪上孝訳)、社会契約論―または政治的権利の諸原理・ 社会契約論または共和国の形態についての試論( 初稿)(作田啓一訳)、 コルシカ憲法草案(遅塚忠躬訳)、ポーランド統治論(永見文雄訳)] 昭和55年9月 *ルソー全集6 白水社 [エミール(上)(樋口謹一訳)] 昭和57年10月 *ルソー全集7 白水社 [エミール(下)(樋口謹一訳)、ご子息の教育に関するド・マブリ氏への覚え書、 サント=マリ氏のための教育案(松田清訳)、 ジュネーヴ市民ジャン=ジャック・ルソーからパリ大司教クリ ストフ・ド・ボーモンへの手紙 (西川長夫訳)、 付録 ジュネーヴ市民J=J.ルソー著『エミール、あるいは教育につ いて』と題する書物の論難を 内容とするパリ大司教猊下の教書(西川長夫訳)] 昭和54年5月 *ルソー全集8 白水社 [演劇に関するダランベール氏への手紙・付録-ダランベールによる「ジュネー ヴ」の項目(西川長夫訳)、山からの手紙(川合清隆訳)、エミールとソフィ または孤独に生きる人たち (戸部松 実訳)、ド・フランキエール氏への手紙(永見文雄訳)] 昭和54年1月 *ルソー全集9 白水社 [新エロイーズ 上(松本勤訳)] 昭和56年12月 *ルソー全集10 白水社 [新エロイーズ 下(松本勤訳)、 エドワード・ボムストン卿の恋物語・道 徳書簡(戸部松実訳)] 昭和55年1月 *ルソー全集11 白水社 [ヴァランス男爵夫人の果樹園・ポルド氏への書簡詩・ パリゾ氏への書簡詩 (松田清訳)、シルヴィの小道(海老沢敏訳)、ナルシス まえがき・ナルシス、 またの名、おのれに恋する男(佐々 木康之訳)、気まぐれ女王・エフライムのレヴィ人(松田清訳)、 ピグマリオン(松本勤訳)、先見者こと山のピエ ールの黙示(戸部松実訳)、 啓示に関する虚構あるいは寓意的作品(松田清訳)、サラへの手紙(戸部松実訳)、 優美な詩の女神たち・ラミールの饗宴・村の占い師(海老沢敏訳)、 言語起源論・発音について(竹内成明訳)、わが 生涯の悲惨の慰め(海老沢敏訳)] 昭和58年12月 *ルソー全集12 白水社 [植物学についての手紙・植物用語辞典のための断片・ 植物学断片 高橋達明訳. 植物学の記号. 音楽のための新記号案・近代音楽論究・ グリム氏に宛ててフランスとイタリアの音楽劇を論ず ・ ブランヴィル氏考案の新旋法についてレナル師に寄す・ 『「オンファルに関する書簡」考』についてグリム氏に寄 せる手紙・ 同僚たちに寄せるアペラ座管弦楽団員の手紙・フランス音楽に関する手紙・ ラモー氏が『「百科全書」の音楽に関する誤謬』と題された小冊子で主張する二つの原理を吟味する・ バーニー氏に宛てて音楽を論ず-グルック氏 のイタリア語版『アルチェステ』に関する考察の断章を 付す・グルック氏の『オルフェーオ』のさる楽曲を論じる小 ペテン師の名義人宛返書抄・軍楽論・ 鐘の曲・音楽辞典(主要項目抜粋)(海老沢敏訳)] 昭和55年3月 *ルソー全集13 白水社 [新世界発見―悲劇(宮治弘之訳)、戦争捕虜―喜劇(戸部松実訳)、 向こ う見ずな約束―喜劇(宮治弘之訳)、不覚にも恋に落ちたアルルカン(戸部松実訳)、 書簡集上(原好男訳)] 昭和56年7月 *ルソー全集14 白水社 [書簡集(下) 1762年〜1778年(原好男訳)] 昭和56年5月 *ルソー全集別巻1 白水社 [ジャン=ジャック・ルソー伝 ( ジャン・ゲーノ著、宮ケ谷徳三・川合 清隆訳)] 昭和59年6月 *ルソー全集別巻2 白水社 [邦語文献目録(木崎喜代治編)、 欧文文献目録・ルソー年表(清水康 子編)、総索引(小林善彦編)] 昭和57年1月 *エミール(全訳) 永杉喜輔・宮本文好・押村襄訳 町田・玉川大学出版部 西洋の教育思想4 昭和58年2月 *孤独な散歩者の夢想(『世界文学全集15』) 平岡昇・戸部松実訳 講談社 ルソー・ラクロ 昭和58年12月 *民約訳解、非開化論 中江兆民訳 岩波書店 中江兆民全集1 ■ルソー選集(白水社) 昭和61年10月 *ルソー選集1 白水社 [告白(上)(小林善彦訳)] 昭和61年10月 *ルソー選集2 白水社 [告白(中)(小林善彦訳)] 昭和61年10月 *ルソー選集3 白水社 [告白(下)(小林善彦訳)] 昭和61年10月 *ルソー選集4 白水社 [孤独な散歩者の夢想・マルゼルブ租税法院院長への四通の手紙 (佐々木康 之訳)] 昭和61年10月 *ルソー選集5 白水社 [学問芸術論・レナル師への手紙・スタニスラス王への回答・ グリム氏への手紙・ボルド氏への最後の回答・ディジョンのアカデミー会員(ルカ)の学問芸術論について の新しい反論に対する手紙・ボルド氏への第二の手紙の序文(山路昭訳)、村の占い師(海老沢敏訳)]昭和61年10月 *ルソー選集6 白水社 [人間不平等起源論(原好男訳)、言語起源論・発音について(竹内成明訳 )]昭和61年10月 *ルソー選集7 白水社 [政治経済論(阪上孝訳)] 昭和61年10月 *ルソー選集8 白水社 [エミール(上)(樋口謹一訳)] 昭和61年10月 *ルソー選集9 白水社 [エミール(中)(樋口謹一訳)] 昭和61年10月 *ルソー選集10 白水社 [エミール(下)(樋口謹一訳)] 平成3年1月 *孤独な散歩者の夢想 今野一雄訳 岩波書店 ワイド版岩波文庫 平成3年1月 *社会契約論・人間不平等起源論 作田啓一・原好男訳 白水社 イデー選書 平成6年3月 *エミール(上) 今野一雄訳 岩波書店 ワイド版岩波文庫 平成6年3月 *エミール(中) 今野一雄訳 岩波書店 ワイド版岩波文庫 平成6年3月 *エミール(下) 今野一雄訳 岩波書店 ワイド版岩波文庫 平成12年7月 *孤独な散歩者の夢想 但田栄訳注 大学書林 大学書林語学文庫 平成13年10月 *不平等論(その起源と根拠) 戸部松実訳・訳注 国書刊行会 平成14年2月 *エミール(Emile) 但田栄訳注 大学書林 Bibliotheque Daigakusyorin 平成16年12月 *懺悔録(上) 石川戯庵訳 一穂社 名著・古典籍文庫 平成16年12月 *懺悔録(中) 石川戯庵訳 一穂社 名著・古典籍文庫 平成16年12月 *懺悔録(下) 石川戯庵訳 一穂社 名著・古典籍文庫 平成17年1月 *エミール(『ルソー』) 平岡昇訳 河出書房新社 世界の大思想(ワイド版)2-10 平成17年6月 *人間不平等起原論・社会契約論 中央公論新社 中公クラシックス [人間不平等起原論(小林善彦訳)、社会契約論(井上幸治訳)] |